今年の10曲〈2019年〉

お久しぶりです。

2019年ももう終わり。今年は音楽を作り始めて、音楽友達が増えたというのが一番大きな出来事だった。この出来事は、何年も好きで続けてきた「音楽を聴く」という活動に大きな影響を与えてくれた。何かを創作するって良いですよ。

という訳で今年自分がよく聴いた曲を振り返ります。「今年の10曲」というタイトルにしましたが、どうしても絞れなかったので12曲あります。10曲、とは。笑

時系列順で。全曲ともYouTubeのリンクを貼ってますが、動画であることに特に意味はないです。

 

 

【最高の第二歩】

1.赤い公園「Highway Cabriolet」

新体制になって2番目に公開された曲。イメージは夜の高速道路。絶妙なテンションのコントロール、浮遊感、一音の重み。この曲全体からオリジナルメンバー3人のセンスと石野理子の歌唱力を感じる。来年はより飛躍の年に。

 

【2019年の顔】

2. King Gnu「白日」

‪今年活躍したロックバンドといえば彼らでしょう。昨年末のレディクレではライブハウスステージだったのが今年はLステ満員、そしてテレビ出演も多数。この曲、リズムもメロディも難しすぎ。この曲が世間に認知されあんなに流行るなんて、リリース当初は思ってもいなかった。

 

【コクのある声】

3. iri「Wonderland」

今年リリースされた曲の中で、自分のApple Musicでの再生回数が一番多かったのがこの曲。初めて聴いたとき、女性シンガーでここまで低い声で歌うのかと驚いた。自分的には「コクがある声」っていう表現がしっくりくる。気付けば何度も聴いていた。

 

【偶然の出会い】

4. starchots「humming feat. はるかぜ」

タカヒロさん(starchots)のことはYouTubeでの「ひとりKEYTALK」シリーズで知っていてそちらの動画は何度も見ていた。が、ある日、オリジナル音源も投稿されてることに気づいて何の気なしに見たらめちゃくちゃ良い曲でびっくり。未知の音楽との出会い、という体験の素晴らしさを教えてくれた一曲。

 

【音に込められた執念】

5. in the blue shirt「Cast Off」

アリムラさんは今年自分に最も大きな影響を与えてくれたアーティストかもしれない。初め聞いたときは何となく良いなと思う感じだったが、聴けば聴くほど、ボーカルチョップによって生まれたギリギリ言葉にならない叫びに彼の執念を感じた。音楽の捉え方を広げてくれた一曲。

 

【衝撃の出会い】

6. 芽田ぱに子「HIGH BALL BABY」

POTLUCK Lab.で出会ったDTM友達。持ち込み音源試聴会で聞いて衝撃を受けた。今年の5月からDTM始めたとかiPhoneで曲作ってるとか衝撃ポイントありすぎやけど、単純に曲が好き。友達と言いましたが、もう大ファン。来年以降もっとでかい存在になっていくことに期待しております。同い年と最近知って親近感。

 

パスピエ熱の再発】

7. パスピエ「ONE」

僕のパスピエ熱を再燃させてくれた一曲。今までのパスピエには少なかった曲調。フェスのセトリとか見てても、最近のパスピエ面白いなという感じで見てます。大胡田さんの低音歌うときの声が好き。 

 

【サカナの真骨頂】

8. サカナクション「モス」

ついに出たサカナクションのニューアルバム。「忘れられないの」が表のリード曲というなら、この曲は裏のリード曲だと思う。はじめ聴いたときはどこかチープさを感じたものの、聴けば聴くほどハマっていく、まさにサカナクションの真骨頂を体験。サビの「まーゆーわってーがーにーなーるーマイノリティー」の音のはまり方が気持ち良すぎる。

 

【夜に響く、その音楽】

9. パソコン音楽クラブ「reiji no machi」

昨年よりもまた一つ大きくなったパ音。サカナクション好きな人には絶対に刺さる。MVの夜の街も最高。まさに今、自分のLINEプロフィール音楽に設定してる曲。電子音楽サイコー。

 

【期待のシンガーソングライター】

10. にゃんぞぬデシ「勘違い心拍数」

すっかりハマってしまった。この曲はアレンジが良すぎるし、他の曲も良い。インタビュー読んだけど、この子めっちゃ考えてる。芯がある。アレンジバチバチの「愛を伝えたいだとか」から知って他の曲も聴いてハマっていくという、あいみょんのときと全く同じ系譜を辿ってる。

 

【"2人組"バンド】

11. 奮酉「トランス」

女子2人組のバンド。りんご音楽祭で知った。ベースがいなくとも、2人で出来る音楽を表現する姿勢がいいなと思ったし、あと単純に曲がいい。ゆったりと間を取りつつも、バチバチのライブ見せたるぜ!という雰囲気を感じて好き。ぜひもう一度ライブ見にいきたい。

 

【まっすぐな恋愛ソング】

12. マカロニえんぴつ「ブルーベリー・ナイツ」

バンドの知名度をグッと持ち上げた一曲。こんなにもストレートなのに、歌詞とメロディに心持ってかれる。最近恋愛ソングが沁みるようになったのは冬のせいでしょうか。マカロニえんぴつ、来年の今頃にはもっと流行ってるでしょう。

 

まとめ

という感じです。今年の全体的な流れとして、今までよく聴いてきたバンド音楽からトラックメイク的な音楽に好みが寄ってきていて、意識的に広いジャンルの音楽に触れることができたのかなと。また(稚拙ながら)自分が音楽の「作り手」を経験することで、他の人の音楽を聴くときも「この人はどういう思いでこの曲を作ったんやろう」的な視点を持つようになったのは、いち音楽リスナーとして大きな収穫だった。

2019年は音楽をより多角的に学べた、良い一年だった。2020年は聴く方も作る方もバチバチ音楽やっていくぜ!と言いたいところだが、自分にとって音楽は仕事ではなく表現活動なので、あまり気張らず、「自分の好きなものを愛する」ことを念頭にやっていきたい。ね。