今年の10曲〈2022年〉

お久しぶりです。

2022年ももう終わり。という訳で例年通り、今年自分がよく聴いた曲を振り返ります。通して聞いた時にいい感じになるような順番でいきます。

ちなみに2021年の10曲はこちらでした↓

 

それではいってみよ〜!

1. Cody・Lee(李)「江ノ島電鉄 (2022)」

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新進気鋭のバンドですね。今年5月にメジャーデビュー。そのデビューアルバムからの一曲で、爽やかさと小気味良さが好き。ツインボーカルの良さも出てる。

実はこれ、インディーズ時代の曲のリアレンジ。僕も知らなかったけど。リアレンジって焼き増し感が出るときもあるけれど、今回みたいに新規リスナーが過去曲を聴くきっかけにもなるから、リアレンジはどんどんやっていって欲しいなと思いました。

 

2. 水曜日のカンパネラエジソン


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TikTok中心に2022年めちゃくちゃ流行った曲ですね。ケンモチヒデフミサウンドがやっぱり好き。ボーカルが交代してからしばらくご無沙汰してたけど、この曲で一気に引き寄せられました。同じような人多いんじゃないかな。

ここにきて水カンが再注目されるのは嬉しい。この曲のB面の「招き猫」も、次のシングル「ティンカーベル」も良かったし。詩羽ちゃんのポテンシャルもまだまだあると思ってるので、さらなる爆発を期待してます。

3. Official髭男dism「ミックスナッツ」


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この曲も国内トップチャートに入ってますね。初めて聞いたとき、あまりのプログレ感に衝撃を受けた。でもボーカルだけ聞いてると結構ポップさはあるのよね。ポップとプログレの究極の綱渡り、バランス感覚が凄すぎる。髭男、どこまで行くんや。

このカオスが受け入れられている、この真実だけでも胃がもたれちゃうわ。

 

4. ピノキオピー「転生林檎」


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YouTubeで最近流行りの曲をザッピングしてたら、偶然目に止まった曲。歌い出しで伝統的ボカロやなーと思ったその瞬間、コテコテのテクノビート。これは…電気グル的グルーヴだ〜!と大歓喜

勝手なイメージでボカロはボカロだけの文化で閉じてる気がしてたけど、もはやそんな壁とか無いよな。この曲は『テクノ×ボカロ』だけど、あらゆる『〇〇×ボカロ』の金字塔が今後たくさん出てくるのではと感じた。

 

5. Jumping Kiss「キッスはあげない」


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これはUSENで流れてて知った曲。イントロのピアノ、あとサビの半音下がる感じが完全に好みに刺さった。Shazamがなかったら絶対見つけられなかったわ。

4人組のアイドルで、みんなまだ中学生らしい。今後も良い曲に恵まれて、曲と共にグループも成長するみたいなストーリーを見てみたいですね。

 

6. Kep1er「WA DA DA」


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今回で6回目の「今年の10曲」シリーズ、韓国系の曲が入ったのは初めてですね。音圧は正義、キックとベースが気持ち良すぎる。メロディでいうと、ずっとマイナー調なのにサビの一部分だけ急にメジャー調になるのが好き。

一つ発見として、韓国語って日本語と音素的に近くて聴き馴染みあるなーと思った。英語系だとどうしても子音でときんときんしがちだけど、韓国語だとまだ日本語っぽい母音の細かいニュアンスが楽しめる、そんな気づきがあった。

 

7. AAAMYYY「雨 (feat. (sic)boy)」


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聴くと元気をもらえる曲も良いけれど、心に寄り添ってくれるチル曲も必要。この曲聴くだけで雨降る夜の気持ちになって、憂鬱だけどどこか心地よくなる。Bメロのだんだん下がっていくコード進行好き。

ちなみにこの曲の英語バージョンはrainじゃなくて、ひょうとかあられも表す”hail”らしい。

 

8. THE 2「ミスサンシャイン」


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現体制になってから2曲目のシングル。サウンドディレクションサカナクションが入ってます。言葉には表しにくいけど、サカナクションメンバーが持つ音像が好きなんだなと改めて気付かされた。

1曲目の「恋のジャーナル」も好きだったけど、個人的にはこっちの方が今っぽくて好き。いまは正直サカナクションぽさが目立ってフルタチ色はそこまで出てないけど、今後は色んなバランスを試しながらフルタチ色も出てくると思うので期待してます。

 

9. Harry Styles「As It Was」


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去年のtangingugunの楽曲しかり、ドリームフォークにハマってる僕にとってイントロから好みのサウンド。この曲は出先の店内BGMとして流れてて、イントロが聞こえた瞬間に即Shazamを起動。

帰ってからちゃんと調べたらONE DIRECTIONのハリーやんけ!って気づいてビビった。高校生の頃、少しだけ1D齧ってたので。YouTubeの方も4億回再生間近、世界的ヒット曲になりました。

 

10. フィロソフィーのダンス「フィロソフィア」


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僕の大好物であるディスコミュージックです。楽曲提供は俺たちのtofubeats

後から知ったけど、この曲はフィロのス4人体制最後の曲で、卒業メンバーの送り出し曲らしい。それを聞いた上で歌詞を読み込んでMV見ると、なかなか心に来るものがありますね。ずっと追ってたファンならなおさらでしょう。でも悲しい別れじゃなくて、まぁまた会おうやマイフレンド!みたいな明るい気持ちの送り出しで、自然と笑顔も出てくる。ちょっと寂しくなったらまたこの曲を聞いて少し思い出に耽りつつ、笑顔で明日に向けて踏み出す、そんな気持ちになれるという意味でこの曲をシメに持ってきました。

 

まとめ

という感じです。コロナ禍も収まりつつある2022年はリアルライブいっぱい行くぞ!と意気込んだものの、コロナの関係のないところ(台風やら活動休止やら)で中止が相次ぎ、結果的に0になるという、とても悲しい一年でした。サブスク時代でいつでもどこでも音楽が聴けるとはいえ、新しい音楽の出会いのきっかけはリアルライブ等の「外に出ること」だと思っているので、来年こそはもっと外に出てもっと色んな音楽に出逢いたいですね。

 

Apple Musicプレイリストにまとめたものはこちら↓

2022年 by ほーりーA on Apple Music

 

週報 #3

日本記録を英語で表記すると?

オリンピック中継を見てて気づいたこと。

世界記録はWorld Recordだから『WR』、オリンピック記録はOlympic Recordだから『OR』。

じゃあ日本記録は?Japan Recordだから『JR』かな?と思ったら、中継では『NR』と表記されていた。えっ?!そこはNippon Recordなの?!

衝撃とともにググってみたところ、National Recordの略でした。そっか、日本記録=国内記録やもんな。

知らん間に日本バイアスがかかってたことを自覚しました。

 

ゴールデンボンバー凄いな

ゴールデンボンバーの新曲。タイトルに引きがあったのでMV見ました。その名も『おさかな地獄』。


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タイトルから『おさかな天国』を意識してるのかな?と思ったら本当にその通りで笑った。

しかもそれをLUNA SEAのオマージュでやるってめちゃくちゃ。だけどもメロディが良いし、イントロのガツンとくる感じに比べてサビはスッキリしてるから聴いてて心地いいな。何回も聴いちゃう。

流れでゴールデンボンバーの曲何曲か聞き直したけど、やっぱり良いな。高校生のときなぜか『今夜も眠れない(病的な意味で)』にハマった時期あったな。

 

最近蚊おる?

子どもの頃と比べると、全く蚊に刺されなくなっている。昔は毎週どこか刺されてたのに、最近は年に一回ぐらい。

おそらく一番大きい理由は、外に出る機会が減ったから。子どもの頃は野球だの何だので、毎日外で活動する時間が多かった。

他の理由としては住む地域が変わったとか?でも自然との距離はそんな変わってないか。

あとは最近気温が上がりすぎて蚊の活動が少なくなってるとか?ちょくちょく聞く話ではあるけど。それでセミも減ってるって聞いたことあるけど、はたして本当かしら。

てかそもそも最近蚊おる?もしかして暑さでほぼ絶滅したのでは?

って書いた矢先、今週だけで蚊3匹見ました。ぶーん。

 

今週は以上です。

 

週報 #2

四連休

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待望の四連休。も木金は体調優れず自宅待機。土日は車でちょっと長崎まで。熊本→長崎(島原、雲仙)は陸路で福岡佐賀経由しても行けなくはないけど、フェリー使ったら1時間もかからずに行けちゃうのよね。

長崎といえば何が思い浮かびますか?自分は坂、オランダ、カステラとかかな。

坂が凄いところは日本各地にある。そもそも日本って国自体山がちだし。特に自分は神戸住んでたからどんなにきつい坂見てもそんな簡単には驚かない。

それでも長崎の坂に驚いたのは、ランダムな方角に上り坂があったこと。神戸はきつい上り坂は大体北向きにあって、ってなるけど、長崎はもうあちこちに上り坂。傾向と対策だけでは街のかたちが把握しきれない。元からある山に沿って道ができている。

まぁこれに関しては神戸、あと京都の方が変わってるという感じやけど。知らない道でも大体の風景見れば東西南北が分かるような街並みに慣れてる身からすると、そういう方角に関して無秩序な街では少し不安になる。

自分の街並みに対する認識は直交座標系になっているのか?そう考えたら、ヨーロッパの円形の街並みって極座標系っぽくね??とか思いました。

あと長崎に関しては、念願のペンギン水族館も行けて良かった。水族館はペンギンさえ見れたら自分は満足するんじゃないかという気がした。

 


音に共感する(YOASOBI)

Apple Musicに「Replay 2021」というプレイリストがある。自分が今年一番よく聴いた楽曲が自動的にまとめられているプレイリスト。

さっき確認したらトップ3曲が全てYOASOBIだった。ちょっと前まで赤い公園とtricotが2位3位だったのに、いつの間にか変動していた。

YOASOBIについては、音楽背景とか曲の歌詞とか正直そこまで詳しくないけど、音を聴くだけで「あーわかるわかる、いいね!」ってなるねんな。何個かあるけど、具体的にはメロディの(音階の意味での)スケールの外れ方とか、そのタイミングとか。『夜に駆ける』のBメロの「ありきたりなよろ【こ】びきっと」のとことかね。もし自分が作曲するとしても、多分同じことしたくなると思う!って箇所が多い。

曲が好きな理由で「歌詞に共感する」ってよく言われるけど、言ってみればこれは「音に共感する」って表現がぴったり。僕がYOASOBI好きなのは、「音に共感するから」です。

 


ゆる言語学ラジオ

ゆる言語学ラジオというYouTubeチャンネル。


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今現在まで40本動画投稿されているが、発見してから1ヶ月足らずで全て視聴して最新動画に追いついてしまった。

自分のYouTubeの見方として、「良いチャンネルを発見しては投稿動画を遡ってある程度のところで満足して離れる」というループが主ではあるが、一気に全て見てしまったのはQuizKnock以来だ。まぁ投稿本数多いとそもそも遡りきれないってのもあるけど…

今後付き合いが長くなりそうなチャンネルです。

そういえば最近QuizKnock見れなくなってきたな…

あとYouTubeでいえば、最近はもっぱらオモコロチャンネルの川柳回の音声を聞きながら寝ています。

 


今週は以上です。

週報 #1

数学検定

数検を受けた。正式名称は実用数学技能検定、英検の数学バージョンみたいなもの。

これまでの人生、資格というものに一切縁がなかったけど、無いよりは有った方が良いやろうし取ってみるかーという気持ちで受けてみた。

数ある資格の中で数検をチョイスしたのは、去年まで塾のバイトで高校数学には触れてたし、忘れる前に取っちゃえ!と。


受けたのは準1級。準1級の出題範囲は高校の数学Ⅲまでですね。

検定内容は1次の60分と2次の120分に分かれていて、1次は計算問題が7題(解答のみで可)、2次は記述式で計算とか証明問題が4題。1次は70%、2次は60%の点数が合格には必要らしい。

2次は記述もあってなかなかタフやけど、4題の内訳が必須2題と選択2題(5題から選ぶ)の形式なので、自信のある分野があれば他に穴があっても何とかなる感じ。実際、僕は数列が得意だったので、苦手な整数問題とかを放置してもそんなに困らなかった。


受検会場は熊本城ホールの会議室だったんですけど、綺麗で良いとこでしたね。数検の受検者、中高生しかおらんかったのでなかなか肩身せまかったですが。笑


受検の感触としてはそこそこ良かった。

1次は満点かもなーという感じ。2次は4題きっちり解ききったけど、答えの数字がなかなか汚かったから所々計算ミスしてそう感。でも選択の2題は完答できたから行けてるんじゃないかなーと。来月の合格発表を待ちましょう。


次は何の資格勉強しようかなーと考えてますが。仕事に関わる範囲で言ったら、統計とか電験とかかなー。


イカーの1年点検

イカー買って1年経ったので点検に。

買ったと言っても、カーリースなんですけどね。その契約の中に定期点検もあるので、今回の点検も無料でやってもらいました。


この世の諸々の手続きが苦手な僕なので、こういうコミコミのプランはありがたい。車って、車検とか保険とか税金とか、付属すること多くて大変やし(これだけで大変って言っててどうすんねん感もありますが)。


それにしても、社会人になってすぐ車買ってマイカー通勤の日々になるとは、学生時代には全く想像してなかったなー。これもすべて田舎という環境のおかげ(環境のせい、ともいう)。自動車免許取っといてよかったね。


でもやっぱ車って便利ですよね。どれぐらい便利かというと、自宅前に駅が出来た!ってぐらい便利。(この表現、仕事場で言ったら上司に褒められて以来お気に入りの表現。)

あと移動しながらデカいスピーカで音楽聴けるのも良いね。動くライブハウスと言っても過言ではない。これからもライブハウス大事にしよう。うん。


あ、点検結果は特に何も問題なかったですよ。


今週のヘビロテ

TANGINGUGUN『遠くのボンゴ』

‎TANGINGUGUNの「遠くのボンゴ」をApple Musicで

TANGINGUGUN(タンギンググン)は長野の松本を拠点に活動してるバンド。音の系統としては、ドリーミーフォークって表現がしっくり来る。リバーブのかかったハーモニーで、夢と現を彷徨う感じ。

そんなバンドのアルバムが最近リリースされたのでヘビロテ。


僕がTANGINGUGUNを知ったのは2019年のりんご音楽祭。そのときにライブで聴いて以来、ずっと聴いているわけではないけども自分の中では気になる距離感に位置している存在。上手く表現できないけど、自分の心の中のもやもやがそのまま音として表れてる気がするし、自分が追い求めている音はこれなのかも知れない、とたまに思わされたりしてます。自分の心象風景にわりと近い音。


ローカルなバンドというのもあってなかなかライブとかも行けないですが。もう少し音源聴き込みます。

良かったらあなたもぜひ一聴を。

 

健康診断

会社で健康診断を受けた。

腹囲が1cm減っていた。また痩せたのかな…と思って体重計乗ったら2kg増。「これちょっとおかしいですね」と言われ腹囲の再検査。でもやっぱり1cm減。どこに2kg付いたのかな。

ちなみに身長は3mm伸びてました。まだまだ成長期。

 

コメ牛

隣の市のコメダ珈琲によく行くのですが、先日行ったらコメ牛(お肉たっぷりバーガー)が期間限定で復活しててテンション上がりました。あれ美味しいですよね。グランドメニューにしてほしい。そしたら週一で通う。

てかそもそも自分の住む市にコメダ珈琲が欲しい。コメダどころか、スタバもドトールサンマルクタリーズも、カフェのチェーン店1店舗もないってどないやねん。市内の若者はどこ集まるねん。マクドナルドしかないぞ。あ、若者自体おらんかったわ。

 


以上です。

今年の10曲〈2020年〉

お久しぶりです。

激動(むしろ激静?)の2020年ももう終わり。ブログの更新も9ヶ月ぶりです。

来年はもう少し更新しますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

という訳で例年通り、今年自分がよく聴いた曲を振り返ります。順番は何となくです。

 

ちなみに昨年の10曲はこちらです↓

ayataction.hatenablog.com

 

1. aiko「青空」


aiko- 『青空』music video

aikoってすげえんだなと改めて思いました。

普段音楽を聞かないという人でも、彼女の名前と代表曲は聞いたことあるでしょう。僕も『カブトムシ』とか『花火』とかは聞いたことある程度の知識だったんですが、イヤホンでこの曲を聴いてみるとあらびっくり。声がいい。最近っぽいサウンドの中でもaikoの声は全く埋れてないし、それどころか歌声以外のサウンドを綺麗に纏っている。歌詞は全部ちゃんとは聴いてないですが、冒頭の”触れてはいけない手を 重ねてはいけない唇を”という歌詞とコードの絡み方も掴みとしてバッチシですよね。

いや、考えたら当たり前なんですけど、これだけ長きに渡って活躍してるのにも理由があるのだなと。今更ですがaikoの魅力に気づきました。そんな一曲。

 

2. iri「Sparkle」


iri -「Sparkle」(Music Video)

昨年に続いて、今年もiriの一曲を選びました。iriの何がいいって、やっぱり低くてコクのある歌声ですよね。その唯一無二の武器を持て余すことなく上手いこと活かしてて良いなと。

この曲確か2月ごろに発表されたんですけど、歌詞と音のニュアンス的に、ノれるけどどこか不安というか、霧のようなものが立ち込めてる感じがして、これからの近い未来を暗示してるような、当時はそんな気分で聴いてました。そんな予感、当たってほしくなかったなぁ。

 

3. パスピエ「まだら」


「パスピエ -まだら, PASSEPIED -Madara」 

そしてこの曲ですよ。僕が2020年で一番聴いた曲であり、個人的にはこの年を象徴するような、そんな一曲です。イントロから不協和音をかましつつ、サビでは”箱庭のわたしたちは求めたら壊れるの”という歌詞とともにもっと外れた音に向かうという、ズレと違和感のオンパレード。思っ切り暗い世界観です。

この曲も2月に発表された曲でした。悲しい気分のときに、元気が出るような明るい曲を聞くというのもひとつあるとは思いますが、悲しいときこそ思っ切り悲しい曲を聴いて自分の悲しみを溶かして混ざり合わせていくいくような、そんな感覚で聴いていました。

ちなみに、僕が今年作った『BREAKING』という曲の最後の部分は、この曲のイントロのコード進行をそのまま引っ張ってきてます。

 

4. Vaundy「不可幸力」


不可幸力 / Vaundy :MUSIC VIDEO

おい、また暗い曲かよ!…まぁ今年は仕方ないよね。

今年もまた多くのミュージシャンがブレイクした訳ですが、僕が名前を挙げるとしたら藤井風と、そしてこのVaundyですかね。僕が彼のことを知ったのは、昨年末サカナクションのエジーが『東京フラッシュ』という曲をファンサイト内で紹介していたのがきっかけでした。「こんなルーキーが出てきたら嫌だな、というルーキーが出てきた」みたいな感じで紹介してたかな。

Vaundy単体だけではなく、その周辺も巻き込んでどうミュージックシーンに影響を与えていくのか、今後はそこらへんにも注目したいです。

 

5. tofubeats陰謀論」 


tofubeats - 陰謀論 (CONSPIRACY THEORY)

トーフさんはやっぱり最高ですね。今年2番目に多く聴いた曲でした。クラブやライブハウスに行けない日々も、tofubeatsを聴けばその場がたちまちダンスフロアに。曲の細かいところはよく分からないけど、とりあえず踊りたくなる、そして元気が出る、そんな一曲。

MVも遊び心あって最高。ぜひ来年クラブで聞きたい!踊らされていたい!

 

6. ネクライトーキー「北上のススメ」


ネクライトーキーMV「北上のススメ」

デビューからの3年間、着実に人気を伸ばしてきたネクライトーキー。コンテンポラリーな生活、石風呂からの流れで邦ロック界隈に名が広まっていったと思えば、この曲のMVが何故か海外で大バズり。そして再生回数は代表曲『オシャレ大作戦』に迫る勢いです。海外ファンが一気に増え、たまにやるYouTube LIVEのチャットが英語で埋まるという謎っぷり。そこら辺も含めて面白い一曲です。

 

7. tricot「サマーナイトタウン」

youtu.be

二度目の入眠は〜極上に〜スウィ〜♪

tricotといえばギターの轟音と変拍子というイメージでしたが、この曲は少し違う。イントロはtricotっぽいけど、続く歌い出し。え!3人で歌ってるー?!これほんまにtricot?ってなりました。tricotらしいサウンドの中で、3人の歌の掛け合いが心地よく響く、最高ですね。

中嶋イッキュウ、ジェニーハイの活動で何か掴んだ感ありますよね。今後のtricotも楽しみ。

 

8. ニガミ17才「こいつらあいてる」


ニガミ17才 MV「こいつらあいてる」(Nigami 17th birthday!! "koitsura_ aiteru)

個人的イチオシバンド、ニガミ17才です。今年リリースでいえば『幽霊であるし』も良かったのですが、今回はこちらの曲で。変態バンドと呼称されがちな彼らですが、本人たちの発言にもあったように、『幽霊であるし』までは「服を着ていない全裸の変態」でしたが、今回の曲では「おしゃれに服を着こなす変態」になりましたね。

日本語の歌詞を中国語っぽく聞かせるというのも面白いし、あくびのコーラスも良い。音数少なくても楽しめるのは間違いなくリズム隊の2人の力のおかげですし、本当いいバンドだなとつくづく思いますし。

 

9. あいみょん「裸の心」


あいみょん - 裸の心【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

僕の好きなあいみょんの曲で『漂白』という曲があります。“十代のうちに人を何人愛せるかな”という歌い出しから始まる、3年前のアルバムに収録されている内省的なバラード曲です。一方でこの『裸の心』は“いったいこのままいつまで1人でいるつもりだろう”という歌い出しです。初めてこの曲を聴いたとき、この二曲がどうも対比的に聞こえたのです。十代でいろんな恋をしたけど、大人になった今は飾らない恋がしたいよねって勝手に共感しました。

そして彼女の歌い方も、自分の思いを誰かに伝えるためだけではなく、誰かの思いを誰かに伝えるためという、聴く人を包み込むようなそんな優しさを感じました。

 

10. 赤い公園「pray」


赤い公園「pray」Music Video

2017年、2019年に続いて今年も赤い公園の曲を選出しました。津野米咲の死は2020年どころか、人生においても最大の衝撃的かつ悲劇的な出来事でした。「コロナ禍」という言葉が過去のものになり、各地のライブハウスでいろんなバンドが演奏する、そんな光景が帰ってきたとしても、彼女はもう帰ってこないのです。そう考えるだけで胸が張り裂けそうな思いになります。

でも、彼女の優しさ溢れる音楽たちはこれからも消えない。年の瀬になってもほんと嫌になるニュースしかない日々だけれども。“寂しさに負けそうになって 明日が怖くて それでも優しさを振り絞ってゆく”、そんな気持ちで、彼女が生きた29歳までは絶対生き抜く!だって小粋でいたいのだ。

赤い公園はこれまでも、そしてこれからも自分にとって大切なバンドです。偉大なる津野米咲、君の旅がどうか美しくありますように。

 

まとめ

という感じです。今年は家の中で音楽を聴く機会が多かったからか、内省的な暗い曲をよく聴いたなという印象ですね。またここには反映されていませんが、ダンスミュージックを聴く機会も増えましたし、急にアフリカンミュージック聴きたくなった時期もありました。笑

来年もたくさんの曲を聴いて生きていきたいね!

 

Apple Musicプレイリストにまとめたものはこちら↓

ほーりーAの「2020年」をApple Musicで

FACTFULNESSを読んだ

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本の概要

 ファクトフルネス。意味は副題の通り、『10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』である。人間はどうしても、正しいか正しくないかの二分論で考えたり、今の悪い事態がずっと続くのではと考えたりなど、実態とは大きく離れた本能的な思い込みに陥りがちである。人間の本能によって生じる思い込みを理解することで、データを基に世界の様子をありのまま捉える習慣を身につけよう、という本。

 

読んだ動機

 昨年(2019年)の9月から読み始めた。何か本を読もうと思ったがこれまで本を読むという習慣がなかったため、とっかかりとして店頭に並べられた本のうち一番身近そうな本を、と思い選んだ。あまり主張が激しくない表紙が良かったのかもしれない。音楽で言うところのジャケ買い

 

感想

 自分が今さら内容について語るような必要があるのかというぐらいの大ベストセラーで、要点をまとめたブログや動画もたくさん作られているような本である。何か勉強になるような本を読みたいけど何から読めばいいか分からないという人はとりあえずこれを読むといいのでは。てか読んでくれ。帯に書いてある「ビル・ゲイツ大絶賛、大卒の希望者全員にプレゼントまでした名著」にもうなずける。それぐらい世界的かつ普遍的な一冊。一過性の自己啓発本ではなく、事実がただ書き連ねられている本。

 人間どれだけ賢くなろうとも、思い込みからは逃れられない。なぜなら人間には本能が備わっているから。本能を実感しやすい例として、目の錯覚があげられる。実際に横棒は同じ長さなのに、違う長さに見えてしまう。錯視を理解していても同じ長さにはなかなか見えない。それはどうしようもない。

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錯視の例

 でも、そのような錯視があると理解していることではじめて疑うことができるようになる。明らかに違うように見えるけど、もしかしたら錯視なのかもしれないと。物事を誤って捉えていることに、スルーすることなく気づくことができる。

 本書における”10の思い込み”のすべてに筆者のエピソードが添えられている。その中でも10章の「焦り本能」には、医師である筆者がアフリカの国モザンビークで未知の感染症と闘ったエピソードが記されている。ある村の数百人が感染症と思われる病気で苦しんでいたため急いで道路を封鎖したのだが、その封鎖のせいで普段バスで村を出て商売している人たちの命を奪ってしまった。しかものちに判明したのは、病気の原因が実際には感染症ではなく生のキャッサバに含まれた毒物が原因だったという。未知の症状を見て「何か手を打たねば」という焦りから誤った対処を行ってしまい、さらに多くの命を落としてしまったエピソードである。

 当たり前のことが当たり前じゃなくなったときに、人間は理性を失って本能のままに行動してしまうというのは、我々が今リアルタイムに肌で感じていることであろう。「データを基に世界を正しく見る習慣」はまさにいま求められている。

Track Cruising. リリースパーティに寄せて

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とみめいちゃん作のフライヤー

 3月21日、三連休の真ん中。先月配信リリースとなったコンピレーションアルバム『Track Cruising.』のリリースパーティでした。コンピを作るというのも本当に実現するのか?!という気持ちでしたが、まさかリリースパーティまで出来るとは…こんな貴重で幸せな場を作ってくださった皆様に感謝するばかりです。

 アクトが総勢22組というデカパーティでしたが、本当にずっと楽しかったです。ずっと音浴びて揺れてた(最後はさすがに疲れてちょくちょく座ってたけど)。それなりに人となりを知ってる友達のライブ、DJを見るってめちゃくちゃのめり込むし楽しさ増し増し。あと、それぞれが出番終えたときに次の演者にMCで振るの、リレーのバトンパスみたいで良いなと思いました。笑

 てな訳で、maybeさんから振られて僕の出番が訪れます。再生ボタン押すだけでそんな緊張するかってぐらい緊張。 1曲目の『New Era Kyoto』のときはまだ恥ずかしさで前見れず、俯きがち。フロアを見れるようになるも、フロア側は暗いから全くみんなの表情見れず、焦る。

 でも、2曲目の『ビタミンが足りない!』のとき、手あげてくれたり大声で歌ってくれたりしてる人が見えて、「そや、自分も楽しめばいいんや!」と気づく。おかげで緊張がほぐれて自分も楽しめました。”ライブは演者と観客の相互作用によって成り立つんだ…!!”と改めて感じるのでした。

 音楽作ることが楽しくて始めたDTM、ライブをするってどうなんかなぁと以前は思っていましたが、終わってみれば、やって本当に良かったなぁという気持ちでいっぱいです。ライブがあることでDTMにもハリが出るのは間違いないです。ライブを通して、次にやりたいことが続々と思い浮かんできています。

 思い返すと、ライブセット作ってるときもめちゃくちゃ楽しかった。こうやったら自分の曲とあの曲スムーズに繋がるなぁとか。いつかの場所でアリムラさんが仰ってた、“音楽は順番による妙がある”という言葉が重く響くのでした。ちなみに、1曲目の『New Era Kyoto』の前に流してた音声は、POTLUCK Lab. vol.1 の持ち込み音源試聴会での、ぼくの曲が流れる前のアリムラさんと太郎さんの会話でした(誰にも伝わらんかなと思ってたけど、ライブ後キキミミさんにあの時の音声ですよね?と言及していただいて嬉しかった笑)。そんな遊び心を自分の裁量で盛り込むのも楽しすぎて。

↓ライブセット置いときます↓

soundcloud.com

 またライブをするか(できるか)は全然わからないけど、スペシャルゲストのBatsuさんも仰ってたように、今後何があっても人生初ライブというのはこの日しかない訳で、すべてのことが一生の思い出です。最高に楽しい一日をありがとうございました!!

 
『Track Cruising. Release Party!!!』

2020.03.21 @京都 CLUB METRO

ほーりーA

  1. New Era Kyoto
  2. ビタミンが足りない!
  3. 赤い公園 - ナンバーシックス(capybara bootleg)
  4. サカナクション - ホーリーダンス(holyA remix)
  5. SCO SCO DISCO