なんでもカタログNo.13【あいみょん】 - ほーりーAのつらつらと。

なんでもカタログNo.13はあいみょん。

あいみょんは兵庫、西宮出身のシンガーソングライター。2016年メジャーデビュー。

今をときめくシンガーソングライター、あいみょん。若者を中心に、毎日彼女の曲を聴いているという人は多いのでは。ちなみに僕は「愛を伝えたいだとか」「マトリョーシカ」「漂白」あたりが好きです。全部同じアルバムやんけ。

4月14日放送の関ジャムが【いま大人気のあいみょんって何者？プロが直撃！】という、あいみょん特集だった。プロデューサーのいしわたり淳治、mabanuaが、あいみょんに対し曲作りの疑問をぶつける、という内容だった。僕はあいみょんの曲を何回も聴いてるし、実際にライブで聴いたりもしていて、彼女についてはそれなりに知ったつもりでいたが…かなり衝撃だった。

「メロディでも歌詞でもなく、ワード先行」

普通、音楽の作り方としては「このメロディを使いたい」というメロディ先行、もしくは「こういうことを歌いたい」という歌詞先行で作っていく。しかしあいみょんは『キーワードを中心に、喋りながら作る感じ』らしい。彼女にしてみれば、発する言葉ひとつひとつにメロディが付いてるんやろうな。分からんでもないけど、それであのクオリティの曲が作れるのはシンプルにすごい。

「憧れの想いの強さ」

『草野マサムネ（スピッツ）は神様。彼の血液の0.001%でも自分の体に流れてたら嬉しいと思う。』って。表現が猟奇的。あいみょんというアーティストは誰かへの憧れの塊である。これは確かに、彼女の曲を聴いてるとなんとなく分かる。「スピッツの『醒めない』に衝撃を受けて、『君はロックを聴かない』が出来た』というエピソードも。僕もこの曲めっちゃ好きやから共感、嬉しい。醒めないってそんな前やったっけ？って思った。(笑) ついこの前やと思ってたけど。そう考えるとあいみょんって一瞬で有名になったなぁ。

スピッツ / 醒めない

「コード進行を知らない」

「『愛を伝えたいだとか』という曲は、コード進行がJust The Two Of Us進行と言って、〜の効果を生み出していて、このチョイスが素晴らしい」とか評価されてたのに。全く計算していなかったどころか、そもそもコードがカノンコードぐらいしか分からない。お前めちゃくちゃやな。天才かよ。自力でJust The Two Of Us進行生み出すな。ラマヌジャンかよ。インド人もビックリですな。

間違いなく天才。なんやけど過剰に天才と持ち上げられてないのは、無駄に着飾らず、日常に寄り添う等身大の姿勢があるからだと思う。まさに『今らしい』アーティストと言えるのでは。

ミュージシャンとしてだけではなく、人間としての魅力に惹かれる。今後もあいみょんの音楽が日常の中で流れていてほしいな。