なんでもカタログNo.10【三角比】
なんでもカタログNo.10は三角比。
三角比は、高校数学で習ったサイン・コサイン・タンジェントってやつです。語呂がいいですよね。三角比の定義は、直角三角形の三辺の比がどうなるか、というやつです。忘れた、知らないって人は各自調べてください。
突然ですが、みなさんは普段三角比使ってますか?僕は使ってます。
友達を家に呼んでピザパーティ!ここにピザとピザカッターがあります。6人で分け合いましょう。八等分にするのも良いけど、余った二切れを食べられないとモヤモヤするし…均等に分けないと不公平だし、かと言って目分量で六等分は流石にリスクが高い。いや待てよ、そんな時には!
- まずは円を二等分。
- 円の中心Oと、切った線分の端点Pとの垂直二等分線を(頭の中で)引く。
- 垂直二等分線と円周の交点Qから、中心Oに向かって真っ直ぐ切る。
- 反対側も同じようにする。
- 六等分完了!
簡単ですね。これで、6人のピザパーティを開催しても揉めることはありません。ピザ以外にも、ホールケーキなどにも応用可。
なぜこの方法で六等分できるのかは、三角比を分かっている人には理解できると思います。円の1周は360度で、六等分しようと思うと一切れは60度の扇型になる。「cos60°=1/2」であることから、円の半径部分の垂直二等分線を引ければ直角三角形の形で60度を自らの手で生み出すことができ、この扇型を作れちゃう、ということ。
この話をさらに一般化すると、本来三等分を強いられる場面でも、三角比のおかげで二等分する能力とまっすぐ線を引く能力だけで三等分できちゃう、ということ。三角比、もうなくてはならないですね!
是非みなさんも試してみてね!
…えっ、だいたい目分量で良いって?そうですか…